弊社代表・住景観建築家 丸山 マナブ
1970年 仙台市生まれ
1989~ 建設業に携わる。
2000.4~ 某大手住宅メーカーのエクステリア部署勤務
在籍中に建設資材商社の東北支店長兼任
2005.5~ 県指定重要文化財・寺院の外構顧問コンサルティングを勤める
2005.11~ エクステリアブランド【ミヤヴィ・ランドスケープ】を創設
2006.7~ ガーデン、エクステリア専門店【株式会社丸山設計】設立
ほか毎年、数々のエクステリア・コンテスト受賞の実績があり、その実力は、数々のメディアや書籍で紹介されている。
現在は、妻と子2人の4人暮らし。
先日、部屋を掃除していたところ、私が小学校四年生の時の文集が出てきました。そこには、こう書かれていました。
『将来の夢は大工さん』
私は社会人になるとすぐに建設業界の世界に飛び込んでいました。大工さんにはならなかったものの、知らず知らずのうちに建設業界の路に進んでいたことに納得してしまいました。
社会に飛び出した当時は、プロの世界で見るもの聞くものすべてが珍しく、毎日仕事に行くのが楽しみだったのを覚えています。特に、何もないまっさらな土地に、家がどんどん出来上がったときの達成感は、現場に関わる人間にとって何ものにも代えられるものではありませんでした。
そんな日々が数年過ぎた頃、私も順調に仕事を覚えていき、現場管理を任される立場になり、ますます忙しくなっていきました。ちょうどその頃、世の中はバブルがはじけ、不況の波が押し寄せ、建設会社はどんどん倒産していきました。
私の勤めていた会社も不況の波には勝てず、倒産してしまったのです。私も結果的に職を追われることになり、再就職をするために就職活動を始めることになりました。
経験を活かせる仕事に就こうと、建設会社の面接を受けましたが、結果は何れも不採用。新人より給料の高い経験者はなかなか雇ってもらえなかったのです。就職先にも恵まれず、フリーター状態が数ヶ月以上続きました。
再就職も諦めかけていたころのことです。求人情報誌をペラペラと眺めることが既に日課になっていました。いつものようにページをめくっていると、
『外構・エクステリア設計アシスタント募集』
の文字に目が留まりました。「外構かぁ、建築の知識と経験もあるから、これなら俺にもできそうだ」と思い立ちさっそく電話を掛けると、面接をしてもらえることになりました。
結果は、建築経験が効いたのか見事採用。今思うと不思議なのですが、いつもは絶対開かないアルバイ・パートのページを見ていたのです。そんなことからもこの建設業になにか縁を感じずにはいられません。
建物の仕事に携わっていた頃の私は、駐車場とか庭をつくっている業者が外構・エクステリア業者さん、という漠然としたイメージしかありませんでした。
完全に外構を軽視していた私は、外構屋さんとの打合せでも、「外回りは無くても家は建つからねぇ、心配しなくていいよ」、「景観なんてなんの役にもたたないでしょ!?」、「駐車場は車が入ればそれで良いって言ってるから、それでいいよ」「工事の全体予算も上がるから、安く済ませておいて」と、お客さま同様、家のことだけで頭がいっぱいでした。
今でこそ外構・エクステリアのプロとしてこんな無知で恥かしい事は考えもしませんが、当時の私はそれが当たり前だと思って仕事をこなしていったのです。
外構・エクステリアのアシスタントとして採用が決まってからも、外回りを軽視していた感覚はそのままでした。
「建築の知識はあるし、どうせ家のおまけの仕事だから簡単に出来るな」と、たかをくくっていたのです。ところが、建築の知識はほとんど役に立たず、建築をやっていて得したことといえば、現場なれしているというだけで、同じ建設業界なのに全く違う世界にいるようでした。
それからの毎日は、先輩や上司の後ろに付いて歩くのがやっとでした。それでも、外構・エクステリアのプロとして、知識や経験を着実に積んでいきました。そんな中で、私は疑問を感じずにはいられないことが一つだけあったのです。
「外構はこんなに成熟した仕事なのに、昔の自分をはじめ、他の人たちはなぜ外構を正しく理解してなかったんだろうか!?」、「なぜ一般には外構やエクステリアという言葉すらあまり知られてないんだろうか!?」
そのことを勤めていた会社の先輩達にも問いかけてみたのですが、なぜか歯切れの悪い返答ばかりが返ってくるのです。しかし、先輩方の歯切れの悪さを理解するのにそう時間は掛かりませんでした。
それは、仕事を頂いている元請け業者から出てくる言葉を聞いたからです。
『外回りは無くても家は建つからねぇ、心配しなくていいよ』
『景観なんてなんの役にもたたないでしょ!?』
『駐車場は車が入ればそれで良いって言ってるから、それでいいよ』
『工事の全体予算も上がるから、安く済ませておいて』
そうです、私が以前言っていたことと全く同じことを元請け業者が言っていたのです。挙句の果てに
『客から金さえもらえばそれでOK!』
なんて酷い業者もいました。本当に協力業者とは名ばかりだったのです。
私もたまに、このまま建築(建物)の世界に戻ろうかと思ってしまうくらい、まだまだ誤解も多いのが外構・エクステリア業界です。景気も回復してきた今となっては、建築(建物)業界に戻ることも可能なのですが、一度お世話になった外構・エクステリア業界をそう簡単に裏切ることは私にはできません。
そして、当時勤めていたころのお客様の意見が必ず同じところに行きついていたのが今でも外構・エクステリア業界にいる最大の理由です。
『家を建てる前から知っていれば、外回りのことももっと真剣に考えていたのに・・・』
『なんで教えてくれなかったの?』
『何で今頃出てきたの?』
『予算全部建物の方に使っちゃったよ・・・。』
当時勤めていたころのお客さまから言われた言葉です。お客様は最初から知ってさえいれば真剣に外構のことも視野に入れて考えていたと言うのです。幾度となくこのセリフをお客様から聞くと、プロとして恥かくなったのと同時に、下請け業者の立場として、教えたくても本当のことを教えることのできない立場にいるのがとても情けなくなったことを思いだします。
『独立して元請にならなければ、本当の外構を、本当に良いものをお客さまに提供することができない!』
これこそが、今でも外構・エクステリア業界にいる最大の理由であり、最初からお客様にサービスをさせていただくことが安くて良いものをご提案出来る最善の方法だと考えたのです。
戦前は、建築屋さんが当たり前の様に、外回り(庭)の設計もやっていたと言われています。しかし、戦後は生産性を重視し、庭(外周り)と家(建物)の創造は分業され今日まできました。その生産性とは、「建物を建てる」効率のことを指しています。分業を機に、いつしか家屋だけがクローズアップされるようになり、一人歩きしていったのです。「家」と「庭」という字を見てください。これを合わせて読むと【家庭】になります。本来、外構も家屋も、同じように重要なものなのです。
独立した現在となっては、一人でも多くの方に、外構・エクステリアの大切さを知ってもらいたいと願い、仕事をする毎日です。
しかし、まだまだ下請け・孫請けが当たり前なのが外構・エクステリア業界です。本物の外構・エクステリアを伝えるため、直接一般のお客さまと出会うのは、決して容易なことではありません。何万件もある業者のホームページの中から探し出し、このホームページをご覧いただけたことを、私はとても嬉しく感じております。そしてさらにここまで読んで頂いているのですから。そんな方とは何かの縁を感じずにはいられません。
弊社は、大事なお家の景観を創るプロフェショナルです。どこの誰よりもお客さまの満足いくものをお創りいたします。是非一度私達にご相談ください。必ずお役に立てると信じています。
資格登録 一級エクステリア・プランナー:第2009号 ・ 建築事務所登録:第06530029号 ・ ブロック塀診断士:第1010号
会員登録 宮城県建築士会 ・ 仙台商工会議所 ・ エクステリアモラル・スタンダードキャンペーン
※お庭やお家の外回りのことは、国土交通省所管の一級エクステリア・プランナーと建築士事務登録を有する丸山設計にご相談ください。


